Genesisを知ったのはいつだったか?ミュージック・ライフなんて雑誌を通じて名前だけは知っていたかな?
最初に買ったレコードはこれ。Wind & Wuthering(邦題は「静寂の嵐」1977年1月リリース)

地元紙の日曜版に過去3年イギリスのライブ・アクト首位のバンドの新譜なんて言う見出しで、メロディメイカー誌のアルバムチャートが載っていたんだと思う。へヴイメタル - 重金属、そう、あの頃はZeppelinやBlack Sabbathをそう呼んだんだ - から、ちょっと知的な(?)プログレッシブ・ロックに興味を持ち始めていた頃で、記事に踊らされて購入したのが上のアルバム。
いやぁ〜 これが当たりでした。すっかりGenesisの虜に。効き過ぎてジャケットの下がすり切れてます。78年の初来日は残念ながら行けませんでしたが、87年3月の来日は仕事をちょっとさぼってみてきました。あぁ、感激。
86年のインビジブル・タッチのメガ・ヒットでワールドワイドのメジャー・バンドになっちゃったけど(確かにビートルズ以外でメンバーがソロで3人も全米ナンバーワン・ヒットを放ったのは現在までGenesisだけだ)、真骨頂はこの77年のWind & Wutheringまでだろう。
今回は76年〜82年の5作品と同時期のアルバム未収録作品が、CDステレオ、SACDステレオ、SACDサラウンド、DVDドルビー・ステレオ、DVDdtsサラウンドという5パターンとDVD映像という12枚組の超弩級でリリース。
今回のリマスターは各所で絶賛されているけれど、通常のCDステレオで聞いても今までとの違いは明らか。思わずSACD対応CDプレーヤーを注文してしまいました。そして2Fで死蔵していた5.1chシステムを半兵衛父の書斎に大移動。
30年前に何気に買ったレコードが現在、こういう形で甦るというか、進化して現れるなんてねぇ.........数十枚たまっている未聴CDは後回しにして、しばらくはGeneis三昧の日が続きそうです。
